【続・東京マラソンへの道】中島彩「ヘアスタイルの崩れる梅雨に勝つ」 (2ページ目)

  • 中島彩●文・写真 text & photo by Nakajima Aya

まさかゴルフ用品店でランニングのアイテムを見つけるなんて!まさかゴルフ用品店でランニングのアイテムを見つけるなんて!☆小雨を防ぐアイテム。思わぬところにヒントが!

 毎年、梅雨シーズンを走っていて思うのですが、小雨って本当にやっかいですよね。本降りの大雨ならランニングを中止してしまいますが、小雨なら、できれば外で走りたい! でも、小雨状態でも、走っていればすぐにベットリと髪の毛は濡れますし、しっかりと塗った日焼け止めもすぐに落ちてしまいます(コラム「真夏の化粧崩れを防ぐには?」参照)。ランニングキャップ以上に小雨を防いでくれるアイテムはないのか、ずっと考えていました。

 そのとき、会社員時代に連れて行ってもらったゴルフを思い出したんです。ゴルフも小雨ぐらいだと中止にせずに決行しますよね。ただ、顔に小雨が当たっていると視界が悪くなって、飛んだボールの行方はなかなか分かりづらいものです。しかし、キャディさんは元気に「ナイスショーット!」と言って、小雨の中でもしっかりとボールの行方を捉えていました。これが、ヒントになったのです!

 小雨で働く環境に慣れているキャディさんが使っているような帽子なら、小雨を気にすることなく走ることができるのは......。小雨が降っていて嫌なことは、顔に当たって視界が遮られるところです。でも、視界が良好なら、もっと気持ちよく梅雨のシーズンを走れるような気がしました。

 巷(ちまた)でよく売られているランニングキャップは、前方だけに日除けのツバが付いているタイプです。一方、キャディ帽子は全方向から雨や日差しを防ぐために、ぐるっと大きな円を描くようにツバが付いています。そして、いざ手に取って被ってみると、思っていたよりも軽いんです。これなら走っていても、首が疲れるようなことはないなと思いました。また、ゴムがしっかり付いているタイプもあったので、風で飛ばされる心配もなさそうです。これは、意外な発見でした!

 小雨が降り続くシーズンは、湿度がぐんぐんと上がっていきます。湿度が高くなると、ランニングシューズが縮んでしまうこともあるんです。私は小雨の中で走り終えると、シューズの中に新聞紙を詰めて十分に乾かすようにしています。湿気はランナーにとって「大敵」。ケアをしっかりしておけば、梅雨のシーズンだって楽しいRUNができます。みなさんも、湿気に負けないでくださいね!

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