【続・東京マラソンへの道】中島彩「チョコ好き必見のマラソン大会!」

  • 中島彩●文・写真 text& photo by Nakajima Aya

どっさりと山積みされたチョコレート。食べ始めたら止まりません!どっさりと山積みされたチョコレート。食べ始めたら止まりません! また、走っていて目に止まったのは、若い女性ランナーの多さでした。全国の女性ランナー人口を統計したデータによると、30代や40代が一番多く、20代は意外と少ないんだそうです。そんな中、今回のチョコランの参加者は、20代の女性ランナーが多くを占めていました。気になったので、私は参加している20代の女性ランナーに話しかけてみました。「参加した理由はなんですか?」と訪ねると、「バレンタインで相手にあげるより、自分が食べたいから」。想いは私と一緒でしたね(笑)。たしかにみなさん、レース前にコースマップを開いて、「給チョコ所」をチェックしていました。しかし、「チョコ目当てで参加したのなら、軽く流しながら走るかな?」と思いきや、ぜんぜん違っていました! ものすごい本気(ガチ)で走っているんです! 「食べるからにはカロリーを消費したい!」という気持ちが強いのかもしれませんね(笑)。

☆初めて子どもたちと一緒にラン!

 そして今回のチョコランに参加した際、初めて体験することがありました。それは、「子どもたちと一緒に走ったこと」なんです。全国各地で行なわれている42.195キロのフルマラソンには、子どもは参加できません。体力的な問題や、安全面を考慮して、参加年齢を制限しているのです。「親子ラン」や「ファミリーラン」など、イベントという形で走ることのできる大会もありますが、それらは「家族参加」が基準なので、独身の私が一緒に走る機会もなく......。というわけで、マラソンを初めて2年半ほど経ちますが、一度も子どもたちと一緒に走ったことがなかったのです。

 しかし、今大会は「チョコを食べながら走る」のがコンセプトなので、子どもの参加希望が多かったらくしく、その結果、保護者が監督するという形で、子どもたちの参加が可能となったそうです。いざ、子どもたちと一緒にマラソンをしてみると、すごく新鮮な光景でしたよ。スタートから飛ばして走ったかと思えば、急に「疲れた~」と言ってコース上で休んだり、また元気になって走り回ったり......。子どもたちを見ていると、ホントに飽きません(笑)! そして「給チョコ所」ではこぼれんばかりにチョコを抱え、さらに口いっぱいにほお張りながら走っていましたよ。

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