【続・東京マラソンへの道】中島彩「寒い朝も起きられる強い味方とは?」

  • 中島彩●文・写真 text & photo by Nakajima Aya

(1)ランニングスクールは意外と敷居が低い!

 まず、はじめに紹介したいのは、市民ランナーが集まるランニングスクールです。スクールというと敷居が高そうに聞こえますが、そんなことはありません! 参加してみると、自分のランニングレベルと同じぐらいのランナーが大勢いますよ。ランニングを始めた名古屋でのアナウンサー時代、私はスクールで多くのラン友を見つけることができました。一緒にランニングをしながら、「今、ちょっとキツくなってきましたね」などと話していると仲良くなり、いつしか「今度、一緒に走りませんか?」とお互いの予定を聞くようになったのです。私も僭越(せんえつ)ながらランニング練習会を主催しているのですが、練習会で2~3時間ほど一緒にいる間に、いつの間にか仲良くなっている参加者も多く見受けられますよ! また最近では、会社や地域ごとでランニングサークル(クラブ)を作っているところも増えているようです。ランニング以外にも共通する点や話題があると、より早くラン友になるかもしれませんね。

 あと、市民ランナーの間では、交流サイトも積極的に活用されています。日本最大級のランニングポータルサイト「RUNNET」のSNSなどを見ると、「私は××町に住んでいます。一緒に走りませんか?」と書き込みがあるので、そういうお誘いをチェックするのもアリだと思います。

 SNSでラン友の輪が広がると、とても便利ですよ! たとえば、マラソン大会に参加した際、自分ひとりだけがエントリーに当選すると、誰も知り合いがいない状態でスタート地点に立つことになります。ひとりで荷物を預けて、ひとりで準備体操をして......、なんだか寂しいですよね。そんなとき、「RUNNET」などのSNSを見ると、「ひとりで参加することになってしまった人」という掲示板が立ち上がっているので、そこでラン友を見つけることもできるんです。やっぱり、マラソン大会はみんなで集まって楽しみたいですよね!
(大会エントリーのアドバイスは、当コラム「東京マラソン2014にエントリーしました!」を参照)

(2)いっそのこと友達をランナーにする!

 実は私、ランナー仲間と新しく出会うより、それまで走っていなかった友人をランニングに誘うほうが得意なんです! 私も2年数ヵ月前までは、「ランナーの気持ちがさっぱり分からない」という人でした。まったく走らない人にとって、「一緒に走ろうよ」と言われるだけでプレッシャーになったりします。しかも、私は友達との待ち合わせ場所までランニングウェア姿で走って行くこともあるので、友達からすれば「走ること大好き!」というイメージが強いらしく、「そんな人にランニングを勧められても、なかなか追いつけないよ」と、煙たがられたことがありました(笑)。

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