【続・東京マラソンへの道】中島彩「寒い季節のストレッチ法は?」 (2ページ目)

  • 中島彩●文・写真 text & photo by Nakajima Aya

足をクロスにして、手で足を引き寄せると、腰とお尻のストレッチになります足をクロスにして、手で足を引き寄せると、腰とお尻のストレッチになります ただ、ランニングをスタートする前、寒い風の吹く場所でストレッチするのは、正直、憂鬱(ゆううつ)ですよね(笑)。落ち着いてストレッチのできる温かい場所から、すぐにランニングを始められる状況ばかりじゃないですから。そんなとき、私は少しだけ軽く走ってから、一度止まってストレッチするようにしています。ちょっと身体が温かくなるだけで、寒い季節のストレッチは楽にできますよ。そして走ったあとも、ストレッチをしている間に身体が冷え切ってしまうようなら、途中でストップして、自宅でお風呂に入ってから続きをやってもいいと思います。要は、複数に分けてもいいから、ストレッチを十分にやること。軽いストレッチと、入念なストレッチを使い分けてでも、しっかりやることが大事ですよ!

☆身体を冷やさないための便利グッズ

 あと、寒くなってくると、気をつけなければならいのが、「身体の冷え」です。暑い時期は汗が蒸発してくれるので、体温は維持されやすいのですが、冬はそうもいきません。汗は乾かず、さらに冷たい風が吹き付けることで、体温がどんどん奪われていくのです。ランニングを終え、汗をかいた状態で10分ほど外にいると、まるで氷水に浸かっているかのような寒さです(笑)。これではすぐに風邪をひいてしまいますよね。

 ただ、マラソン大会に出場したときや、遠出してランニングをした場合、すぐに着替えたり、熱いシャワーを浴びたりできないことも多々あります。しかも、マラソン大会に出ると、ゴール後は出店で美味しいものを食べたり、記念撮影をしたり、ゴール後の余韻を満喫したくもなります。そんなとき、オススメしたいのが、災害用として販売されている保温アルミシートです。よく売られているアルミシートの大きさは、2メートル×1メートルほど。身体をすっぽりと包み込んでくれるので、走ったあとも体温をキープしてくれるのです。しかも、シートを畳めば、ポケットに入るぐらいコンパクトになります。どうしても着替える場所がないときには、持っていて安心ですよ。風邪をひかないために、しっかりと寒さから身体を守ってくださいね!

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