【続・東京マラソンへの道】中島彩「花粉症ランナーにオススメの裏技」 (2ページ目)

  • 中島彩●文・写真 text & photo by Nakajima Aya

ライナーの紫外線予防は「美容のため」だけじゃないんです!ライナーの紫外線予防は「美容のため」だけじゃないんです! やはり一番頼れるのは、「花粉症の薬」でしょう。薬で少しでも症状を抑えられれば、少しは楽に走れます。長時間のレースだったサイパンマラソンでは、薬の効果が途中で切れたので、給水所で再度、薬を飲んで走りました。また、花粉症対策の裏技として、私はリストバントを両腕につけて走ります。ひとつは汗用、もうひとつは鼻水・涙用。それぞれ使い分けると、非常に便利なんです!

 と、裏技を紹介しつつも、花粉症がひどいときの走行は危険! 走りながらのくしゃみは足がふらつきますし、目からの涙で視界がぼやけ、結果、走る速度も落ちます。症状が悪化しているときは、走ることを控えることも考慮してくださいね。

 どうしても走りたいなら、花粉の少ない夜などが良いかもしれません。せっかく桜も綺麗に咲いてきた季節ですから、いろいろ工夫して、少しでも外を楽しみながら走りたいですよね!

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●日焼け予防!セクシーが良いってもんじゃない!

 花粉症とともに、暖かくなって気をつけなければならないのが、『日焼け』です。紫外線は、女性にとって大敵ですよね! しかし、紫外線対策はシミやそばかすの予防をするだけでなく、健康なランを続けるためにも必須な行為なのです!

 かつて私は、日焼け止めクリームを塗るのが面倒くさく、そのまま素肌を出して走っていました。しかしこの行為は、実は、カラダの免疫機能を低下させてしまうのです! 走れば走るほど身体に疲れが溜まり、だるい日々が続きました。さらに食欲も落ち、体調を悪くするまでに......。 なので紫外線対策は、美肌のためだけでなく、ランナーとして欠かせないものだと思います! 当時、私はアメリカ西海岸のジョギング風景をイメージして、かなり露出したランニングウェアで走っていたのですが......(笑)。セクシーウェアで走るなら、日焼け止めの塗布が必須ですね!

 紫外線対策の基本は、直射日光をできるだけ肌に当てないことが好ましいと思います。私は半袖シャツに、二の腕から手首までを覆うアームカバーを組み合わせ、脚も同じくロングタイツを着用します! そしてランニングキャップも必須! 頭皮に日光を当てないためにも、サンバイザーよりキャップです。また、ランニンググローブで見落としやすい手の露出もカバー。さらに、スポーツサングラスで目のUVケアもしています。目が疲れると、首や肩にそれが伝達し、肩甲骨が動かなくなって、最後は腕も振れなくなってしまうんです!

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