【続・東京マラソンへの道】中島彩「沿道で応援するときの必須アイテム」 (2ページ目)

  • 中島彩●文・写真 text & photo by Nakajima Aya

携帯電話で『ランナーズアップデート』にアクセスして応援地点に先回り携帯電話で『ランナーズアップデート』にアクセスして応援地点に先回り   ☆ ☆ ☆

●名古屋ウィメンズマラソン2013でいざ応援!

 応援に必要な準備をした私は、3月10日に行なわれた『第2回名古屋ウィメンズマラソン2013』に行ってきました。私にとって名古屋マラソンは、特別な大会。実は私、当時所属していた東海テレビの番組企画内で第1回大会に挑戦し、そして完走しました。ちょうど1年前のことです! 今も多くのランニング仲間が名古屋在住で、今大会に参加しているのです。「私も古巣の名古屋で走りたい!」と思ったのですが、東京マラソン、サイパン50キロマラソンの後では、さすがに......。それなら「応援で参加しよう!」と思い立ち、初めて沿道からの参加を決めました!

 初めてのマラソン応援――。私は、はやる気持ちを抑えきれず、なんと前日に前乗りしてマラソンEXPOにも行ってきました! ランニング関係の試飲や試食をして、イベントにも参加して......。少しランナー気分を味わいました。

 そして大会当日。スタート&ゴール地点の名古屋ドームで約1万5000人のランナーのスタートを見届けると、即、地下鉄の駅に直行! 応援グッズを抱えた他の観客も一斉に駅に向かい、中にはコスプレ衣装のまま乗車する人もいました。電車は、休日とは思えないほどの超満員。そんな状況でも、「(招待選手の)野口みずき選手は、今、先頭集団を引っ張っているらしいですよ」と、レース展開を教えてくれる人がいました。応援する場所は42.195キロのコース上、みなさんバラバラですが、想いはひとつ。駅のホームで「野口~! 頑張れ~!」と興奮して応援する方に、「いいぞ~!」という合いの手が入るなど、地下鉄でこんなに盛り上がっているとは知りませんでした......。面白い!

 そして、最初の応援ポイントに到着。ランナーズアップデートでランニング仲間のレース状況を確認しながら、目を見開き、ひたすら待ちます。たくさんの女性ランナーが目の前を必死で走り抜けて行くのを見て、私は知らない方にも「頑張れ!」と声をかけました。だんだん応援するのが慣れてくると、「私は去年、完走しましたよ!」「この飴どうぞ!」と、いろんな声援を送れるように。すると逆に、「東海テレビの中島さん!?」と気づかれ、ビックリさせてしまうことも......。さらに、「中島さんのブログ、これからも絶対チェックします!」とまで言っていただき、思わぬところでファン拡大(笑)!? まさか、「初めまして」のランナーと仲良くなれるとは!

 そして、待ちに待ったランニング仲間の登場です。疲れながらも、必死で走ってきます! 私の応援パネルに気づき、笑顔になる彼女。とっさに私は声をかけ、手を握って送り出しました。彼女も喜んでくれた様子。その間、たった3秒足らず。しかし私たちには、目で会話したような感覚がありました。また、普段はなかなか見られない彼女の必死の表情にも感激。通り過ぎた彼女の背中に向かって「頑張れ~!」と叫んでいる私がいました。そして、彼女の走りに力が湧き、「無事に完走してほしい」と祈りました。

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