【箱根駅伝】区間エントリー発表。ダークホース青学大の戦略は?

  • 折山淑美●文 text by Oriyama Toshimi
  • photo by Wataru Ninomiya/PHOTO KISIMOTO

出雲駅伝で初優勝した青学大。喜びの表情でゴールしたエース、出岐雄大出雲駅伝で初優勝した青学大。喜びの表情でゴールしたエース、出岐雄大注目大学はどう戦うか(1)~青山学院大学

区間エントリーメンバー
1区 遠藤正人(3年)●
2区 山村隼(1年)●
3区 久保田和真(1年)
4区 川崎友輝(2年)
5区 松田直久(4年)
6区 藤川拓也(2年)
7区 小椋裕介(1年)
8区 橋本峻(1年)
9区 横山拓也(4年)
10区 中井一臣(4年)●
※ただし●印は変更も考えられる。その場合、入ってくると予想される補欠候補は出岐雄大(4年)、大谷遼太郎(4年)、渡邉心(1年)ら。

 10月8日の出雲駅伝では、各校が強風に苦しむ中、3区のスーパールーキー・久保田和真(1年)でトップに立ち、エースの出岐雄大(4年)がゴールテープを切って初優勝。前回の箱根で5位へと躍進した青山学院大は、今回は一躍、優勝のダークホースと目される存在として本番を迎えることになった。

 その準備は順調だ。6月に行なわれた全日本大学駅伝の予選で出場権を得られなかったことで、この夏は出雲駅伝を意識した5000mの走力アップを目標にし、その成果を初優勝という結果に結びつけた。その後は全日本に出場できないことを逆手に取って、早い時期から走り込みを始め、選手を23㎞(箱根の最長区間)仕様に作り上げる作戦を実行した。

 その最初の通過点が10月21日の高島平20㎞ロードで、1年生の久保田と小椋裕介が59分28秒と59分59秒で1、2位になったのを筆頭に、12名が1時間0分台で走るという結果になった。その後も23㎞仕様のトレーニングは順調にこなすことができたと言う。

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