2018.11.04

車いすテニス界の新星は、
国枝慎吾に憧れ「元気づけられる人」を目指す

  • 荒木美晴●取材・文 text by Araki Miharu
  • 村上庄吾●写真 photo by Murakami Shogo

東京までのあと2年間について語った船水梓緒里選手「ワールドチームカップに出場している世界のトップ選手の多くが、この世界ジュニアマスターズに出ていると知ってから、ずっと”自分もそこに立ちたい”と思い描いていた」という大舞台。この経験を足掛かりにさらなる飛躍を遂げた船水は、2018年8月、ついにジュニアの世界1位の座にたどりついたのだった。

 現在はシニアの大会にも積極的にエントリーする。今年8月には4週間にわたってヨーロッパに遠征し、目標に掲げていたITF3()のフランダースオープン(ベルギー)で単複優勝を果たすなど結果を残し、シニアでも世界23位に浮上した。(現在は25位)。
※大会は7つのグレードに分けられる。ITF3は6つ目のグレードに当たる大会

 目指すのは2020年東京パラリンピックの表彰台。その目標に向け、船水は「5年計画」を立てている。「世界ランク24位以内というのは前倒しで叶えて、今年はITF3で優勝するという目標も達成できました。でも去年目指していた”国内のフューチャーズ大会優勝”は逃しました。つまり、自分よりも上位の選手に勝てなかった結果だと受け止めています。今年は大学受験を控えているので、目標とした項目は上半期が中心でした。とりあえず2017年に立てた目標が、2018年までに全部終わっていたらヨシとしようかなと思っています」と笑う。