パラスノーボードの王者
エヴァン・ストロングが成田緑夢と平昌を語る

  • 瀬長あすか●取材・文 text by Senaga Asuka
  • 村上庄吾●写真 photo by Murakami Shogo

――その平昌パラリンピックに向けての準備は順調ですか?

エヴァン この4年間、集中的にトレーニングを積んできたので、勝つ自信はある。残りの期間でテクニックの細かい点を磨かなければならないけど、余念なく準備を積み上げてきたから、不安はひとつもないよ。「明日、パラリンピックがあるよ」と言われても大丈夫なくらい、準備は完璧だ。

成田 僕も、いつでもレースする準備はできています。今シーズンは、平昌パラリンピックにピークを持っていくというよりは、どのレースでも安定したパフォーマンスを発揮することを目標に掲げてやっているし、僕はいつでも僕ですから。

エヴァン 僕は2連覇がかかるけど、ソチ後に生まれた娘の存在もあるし、メンタルもより強くなった。対戦する相手にも最高の状態で臨んでほしいと思っているよ。

成田 この後、カナダ遠征を経て平昌を迎えます。僕はケガをする前は、フリースタイルスキー(ハーフパイプ)をしていたから、今はクラッシュとかもあるスノーボードクロスがすごくおもしろい。パラリンピックのスノーボードで対人の競り合いが実施されるのは初めて(※ソチパラリンピックではタイムトライアル方式で金メダルが争われた)だし、それに僕にとっては初めてのパラリンピックですし、超楽しみです! 

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