「君もやってみないか?」の勧誘でパラ・パワーリフティングが強化中 (5ページ目)

  • 荒木美晴●取材・文・写真 text&photo by Araki Miharu

 日本パラ・パワーリフティング連盟の吉田進理事長は、大会結果とここまでの取り組みを振り返り、女子選手のさらなる増加を課題にあげる。「競技人口が増えているとはいえ、今大会も女子は7名しかエントリーしていません。30人くらいまで伸びればと考えています」。

 その一方で、「新しい選手たちがものすごい勢いで伸びています。また、ベテラン勢もひと皮むけようとしている。お互いに刺激を受け、またエイモスのノウハウを信じて、いい結果が出始めています」と話す。

 日本勢はパラリンピックでメダルを獲得したことがなく、世界との差はまだ大きい。まず東京パラリンピックに出場するには、世界ランキングを10位以内に上げる必要がある。「つまり、3年間かけた"予選"が始まるということ。ここを勝ち抜くのは容易ではありませんが、しっかり強化を図っていきたい」と吉田理事長は今後への意気込みを語ってくれた。

■パラスポーツ 記事一覧>>

5 / 5

関連記事

キーワード

このページのトップに戻る