【女子パラスイマー】エリー・コール&一ノ瀬メイが語る、東京への挑戦 (6ページ目)

  • 瀬長あすか●取材・文 text by Senaga Asuka
  • 五十嵐和博●写真(インタビュー) photo by Igarashi Kazuhiro,photo by Getty Images

エリー 東京は28歳で迎えます。もちろん狙うは金メダルです。競技レベルが上がるなかで、3大会連続のパラリンピック金メダルを獲るのは簡単ではないけれど、自分のなかでベストを尽くして泳ぐ決意はしっかりあるし、もうすでに東京へ向けてトレーニングは始めています。今より若手も強くなっていると思うけれど、勝つつもりでトレーニングしていますよ。

一ノ瀬 リオでは悔しい思いをして、やっぱり戦えないと面白くないし、勝てないと面白くないというのをすごく感じました。次は、しっかり周りと戦ってメダルを獲りたい。もっと実力をつけて自国開催の東京パラリンピックを楽しみたいと思います。

【プロフィール】
エリー・コール
1991年オーストラリア・メルボルン生まれ。3歳のときにがんで右足の大腿部切断。12歳から本格的に水泳を始め、2006年に国際大会デビューを果たす。パラリンピックには16歳で北京大会に初出場し、3個のメダルを獲得。ロンドン大会では、金4個を含む6個のメダルを手にした。その後、両肩の手術を経て、2015年世界選手権(グラスゴー)で復活。リオパラリンピックでは100m背泳ぎで金メダルに輝いた。S9クラスのトップスイマーとして君臨する。

一ノ瀬メイ
1997年京都府生まれ。近畿大学水上競技部。障がいは、先天性の右前腕欠損。京都市障がい者スポーツセンターの近所に住んでいたことがきっかけで水泳を始める。2017年に国際大会に初出場。その後、2014年アジアパラ競技大会(仁川)、2015世界選手権(グラスゴー)などに日本代表として出場。現在200m個人メドレー(SM9)、50m自由形(S9)など5種目の日本記録を持つ。リオパラリンピックに初出場し、8種目に出場した。トビウオパラジャパンのホープ。

■番組情報
IPC×WOWOWパラリンピック・ドキュメンタリーシリーズWHO I AM
IPC(国際パラリンピック委員会)とWOWOWの共同プロジェクト。東京パラリンピック大会が開催される2020年まで5年間にわたり、世界最高峰のパラアスリートたちに迫るスポーツドキュメンタリーシリーズ。
エリー・コール選手特集は11月12日(土)WOWOWプライムにて放送。
詳しくはこちら>>http://www.wowow.co.jp/documentary/whoiam/

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