【女子パラスイマー】エリー・コール&一ノ瀬メイが語る、東京への挑戦 (4ページ目)

  • 瀬長あすか●取材・文 text by Senaga Asuka
  • 五十嵐和博●写真(インタビュー) photo by Igarashi Kazuhiro,photo by Getty Images

一ノ瀬 日本のほうが指導は丁寧なのかな。わからないけど、オーストラリアはガンガン泳いで、日本は形から入るのかもしれないですね。

ロンドンパラリンピック後は両肩の痛みに悩まされたものの、見事復活を果たしたエリー・コール選手ロンドンパラリンピック後は両肩の痛みに悩まされたものの、見事復活を果たしたエリー・コール選手エリー オーストラリアはウォータースポーツが身近にあって、もともと泳げる子がすごく多いんですよね。ちゃんと水泳を習っているというよりは、楽しみでやっている感じかな。私も、子どものころから身近にウォータースポーツがありました。オーストラリアの東の方で生まれ育ったのですが、近くには観光地としても有名な美しいビーチがたくさんありますからね。

一ノ瀬 それにしても、エリーさんのような金メダリストが話すと、レッスンにも説得力があります。「やっぱりそうやねんな」って。自分も取り入れなきゃいけないことがすごく多いけど、子どもたちも面白かったんじゃないかな。東京では、私も子どもたちに金メダルを見せられたらいいな。

エリー シドニーでは、2000年にオリンピック・パラリンピックが行なわれたことをきっかけに、スポーツを始めた子たちがすごく多かったんです。2020年の東京でもすごく増えるはずだから、ぜひみんなにパラリンピックを見に来てもらってスポーツを始めるきっかけにしてもらいたいですね。

一ノ瀬 パラリンピックは、選手の競技人口がオリンピックと比べて少ないので、東京をきっかけに「パラっていうのがあるんだ」というところから始まる子もいると思うし、そういう過程でパラについて知ってもらって、どんどん盛り上がっていったらいいな。

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