【車いすテニス】銅メダルの上地結衣、東京で「打倒オランダ」の決意 (4ページ目)

  • 荒木美晴●取材・文 text by Araki Miharu
  • 吉村もと/MAスポーツ●写真 photo by Yoshimura Moto/MA SPORTS

 リオでもベスト4に勝ち上がったのは、上地を除いて全員がオランダ人だった。上地は決意を新たに、こう語る。

「パラリンピックの舞台でオランダというテニス大国をいつか破り、日本も含め、ほかの国の選手で表彰台を埋めたいんです」

 リオで得た収穫と課題。上地は、リオの経験から東京での雪辱を期す。

「自分のプレースタイルとして、やってきたことは間違いではなかった。東京に向けては、攻め急がず、もう少し深い球で回転をかけて展開していくこと、精度を上げていくことがキーになると思う」

 加えて、今回のバックハンドのトップスピンに他のショットを多彩に織り交ぜてプレーすれば、より道は開けるはずだ。22歳のさらなるスケールアップに、期待は膨らむ。

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