2015.10.21

リオパラ前哨戦。「もうひとつの世界陸上」に挑む日本選手たち

  • 星野恭子●文 text by Hoshino Kyoko
  • 越智貴雄●写真 photo by Ochi Takao

 以前は陸上に苦手意識があったというが、「本格的に始めてみて、フォームがよかったり、タイムがよかったりすると楽しくて、今はすごくはまっています。世界選手権でもいい経験がしたい」と話す。三須と二人、切磋琢磨しながらの成長が楽しみだ。

 他にも、楽しみな対戦が目白押しだ。山本篤(33歳/スズキ浜松AC)が大会連覇を狙う男子走り幅跳びT42クラス(片大腿切断など)、世界ツートップのデビッド・ヴェアー(イギリス)とマルセル・フグ(スイス)のつば競り合いに、日本王者の樋口政幸(36歳/プーマジャパン)がどう絡むかが楽しみな男子T54クラス(車いす)のレース(800m、1500m、5000mなど)。これらはほんの一例だ。

 前回大会では世界新記録が55個誕生したが、今大会も記録ラッシュを予感させる。たとえば男子T44クラス(片下腿切断など)。100mでは、10秒71の世界記録保持者ジャリッド・ウォレスと、前保持者リチャード・ブラウンのアメリカ人同士の直接対決で、競り合いによる記録更新の期待大だ。

 大会はインターネットでライブ配信の予定されている。10日間にわたる”もうひとつの世界陸上”で、パラアスリートの躍動をぜひ目撃してほしい。

<第7回IPC陸上競技世界選手権大会>
【期間】 10月22日(木)~10月31日(土)
【会場】 カタール・ドーハ
【メイン会場】 スハイム ビン ハマド スタジアム (Suhaim Bin Hamad Stadium)
【参加】 約100カ国1300選手
【日本選手団】 全57名: 身体障害クラス45名(男子28名、女子17名)+知的障害クラス12名(男子8名、女子4名)
【ライブ配信】 www.doha2015.org
午前の部:9:30~(日本時間15:30~) 午後の部:16:00~(同22:00~)

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