3強の壁を破ってメダルを。ウィルチェアーラグビーの挑戦 (2ページ目)

  • 瀬長あすか●取材・文 text by Senaga Asuka
  • 名古桂士●写真 photo by Keishi Nako/X-1

 今年度はロンドンパラリンピックで日本に次ぐ5位だったイギリス、同じアジア・オセアニア地区で今秋リオ大会の切符を争うニュージーランド、2014年世界選手権6位のデンマークが来日。大会は総当たりの予選リーグを行ない、その後決勝トーナメントを戦う。
【日本試合日程】
5月22日(金)ニュージーランド戦(11時~)/デンマーク戦(16時~)
5月23日(土)イギリス戦(10時~)準決勝(15時~/17時~)
5月24日(日)3位決定戦(13時~)/決勝(15時~)

 昨年度のジャパンパラではカナダが優勝しており、日本は当たりの強い海外勢との対戦でレベルアップを図りながら、初優勝を目指して臨む。

 また、日本は今シーズンから、ロンドン大会以降アシスタントコーチを務めていた荻野晃一がヘッドコーチに就任。ジャパンパラはその荻野が指揮を執る初めての大会でもある。荻野はこの競技の元日本代表で、戦術理解に長(た)けているプレーヤー出身の指導者を輩出することは選手や関係者のたっての願いだった。本人も「パラリンピックに3大会出させてもらった経験をチームに還元したい」と意気込んでおり、ジャパンパラでは「進化を続ける全員ラグビーを見てほしい」と語っている。

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