「大きい島がほしいので、そうなると億......」アイドル界の異端児、かほなんは無人島生活の夢に人生をかける (2ページ目)

  • 辻 歌●取材・文 text by Tsuji Uta
  • 村上庄吾●撮影 photo by Murakami Shogo

自分の山でサバイバル能力を磨く

──無人島生活で必要なスキルとは?

かほなん 魚介や鳥獣といった食べものを獲る、野草を見分ける、木で簡易的なシェルターを作るとか。火起こしやキャンプ全般のことはもうへっちゃらでできるんですけど、無人島生活となると、永久的なものじゃないですか。だから、家となるシェルターを建てたり、水場を見つけたり作ったり。そういう、短期間のキャンプとは別のスキルが必要なのかなと思って。なのでそのステップのひとつとしてまずは山を買いました。その土地を整地して、木や縄を使ってシェルターやベッドを作っています。

──無人島生活で役立ちそうな、わな猟免許の資格もすでに持っているそうですね。獲物を捕まえ、解体して食べるという......。

かほなん
 私が持っている狩猟免許は、わなを使って獲物を捕獲できるというもの。動物との真剣な駆け引きです。鉄砲で撃ったら、勝っちゃうじゃないですか。自然のなかでフェアに戦いたいなと思って猟銃ではなく、私はわなを選びました。

この記事に関連する写真を見るこの記事に関連する写真を見る──いろんなものを食べている印象がありますが、苦手な食べものはないんですか?

かほなん
 見た目が気持ち悪い系でも、食べますね。最近では、初めてカナヘビを食べました。私生活でもそうなんですけど、食べたことのないものを食べたくて。それがおいしくてもまずくてもよくて、新しいもの、知らないものを食べてみたい。まずいとわかっていても(笑)、まずは食べてみる。「まずいんだなこれは」とわかるのがうれしいんです。

 毒などは除去方法を覚えていきます。食べて舌がしびれた野草は、下処理すればよかったとか、調理法を変えたらよかったとか、だんだんわかってくるので死なない程度に失敗しながら学んでいます。

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