ロコ・ソラーレ吉田夕梨花が振り返る北京五輪決勝戦。「イギリス代表のほうが勝つ準備ができていた」 (2ページ目)

  • 竹田聡一郎●取材・文 text by Takeda Soichiro
  • photo by JMPA

 北京五輪でも試合は同じように夢中でやっていたのですが、それ以外ではリラックスの仕方であったり、頑張らない方法であったり、そういったことがうまくできて、オリンピックの楽しみ方がやっとわかった感じがします」

――日本のテレビ中継でも、オリンピックを楽しんでいるチームの姿が紹介されていました。特に吉田夕選手と鈴木選手は、日本の人気ボーイズグループ『JO1』の、「Go to the TOP」ポーズを決めたことが話題になっていました。

「単純にJO1の『世界の頂点を目指す』という言葉に共感しましたし、何よりJO1とJAM(JO1のファン)のみなさんが応援してくれたのがうれしかった。本当に力をいただきました」

――そもそもJO1のファンになったきっかけを教えてください。吉田家では長女の菜津季さんも大ファンだとうかがっています。

「(JO1のことを)最初に知ったのはなっちゃん(菜津季さん)で、今もいろいろな情報を教えてくれます。私は、そのちょっとあとですね。コロナ禍でおうち時間が増えて、インターネット動画のいろいろなコンテンツを見ていた時に、『PRODUCE 101 JAPAN』というオーディション番組を見て好きになりました。夕湖さんもちょうど同じ時期だと思います。ふたりで(JO1の話題で)ずっと盛り上がってましたから」

――特に応援している、いわゆる"推しメン"がいたら教えてください。

「豆ちゃん(豆原一成)とヨナさん(與那城奨)です。最年少と最年長のメンバーなんですけれど、ふたりに限らず、グループはみんな個性を持ちながら、お互い全肯定なところ、成長しようとしている姿は本当にすばらしいと思っています」

――その與那城奨さんが、スポーツ紙を通して「優勝までGo to the TOP!! です!!」とエールを送ってくれたのは、イギリス代表との決勝戦の前。惜しくも敗れたその試合について、少し振り返っていただけますか。

「単純にイギリス代表の選手がうまかった。本当にすばらしいショットを決めていました。そのうえで感じたのは、イギリス代表のほうが勝つ準備ができていたのかな、と」

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