二階堂瑠美が語る妹・亜樹との関係。「アイドル的に扱われ、二階堂姉妹の商品価値を落とさないように意識していた」 (2ページ目)

  • 津金壱郎●取材・文 text by Tsugane Ichiro
  • 佐野美樹●撮影 photo by Sano Miki

---- でも、瑠美選手のMリーグ以外での実績を知っていれば、期待するのは当然ですから。打開策は見つけられているのですか?

「Mリーグに関して言えば、まだちょっと打ち方を模索中ですね。開き直ればいいというのはわかっているんですけど、なかなかその開き直りがまだできてない状態です。ただ、トータルで見た時に、Mリーグでも自分の麻雀を打っている人のほうが成績がいいと感じていて。

 よそ行きの麻雀をしても自分自身が楽しめないですし、スキルアップの点で見ても、自分の打ち方を貫き通したほうが得るものは大きいのかなと。勝つために打っていますが、そう簡単に勝てる舞台ではないので、負けるにしても自分のベストの判断を重ねたいなと思います」

---- Mリーグは連盟所属以外の麻雀プロも多いですが、初めて打つ方もいますか?

「他団体の人と打つ機会は限られますけど、男性Mリーガーは20年以上麻雀界にいる方ばかりなので、だいたいは打ったことがありますね。松本吉弘さん(渋谷ABEMAS/日本プロ麻雀協会)や堀慎吾さん(KADOKAWAサクラナイツ/日本プロ麻雀協会)は、もしかしたらMリーグが初めてかもしれないです」

---- 初対戦は影響しますか?

「それはないですね。Mリーグが誕生したシーズンから亜樹ちゃんが出ていて3年間見てきたので、この選手はこういう打ち方だと知っていたので。私はもともと、麻雀を見るのは好きじゃなかったんです。だけど、Mリーグはオジサンが出ているから。オジサンの麻雀が好物なので(笑)。やっぱり麻雀がうまい人の打ち方はすごく楽しいですから」

---- 瑠美選手が視聴者として、見るのがたまらないオジサン雀士を教えてください。

「(近藤)誠一さん(セガサミーフェニックス/最高位戦日本プロ麻雀協会)が好きですね。あと、沢崎(誠)さん(KADOKAWAサクラナイツ/日本プロ麻雀連盟)と、(鈴木)たろうちゃん(赤坂ドリブンズ/最高位戦日本プロ麻雀協会)ですね。この3人が出ている時はだいたい見ますね」

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