スポーツ万能の忽滑谷こころアナ。一輪車は得意でも自転車に乗るのは怖い?! (3ページ目)

  • 佐藤主祥●取材・文 text by Sato Kazuyoshi
  • 立松尚積●写真 photo by Tatematsu Naozumi

カレッジスポーツも盛り上げていきたいと語る忽滑谷アナカレッジスポーツも盛り上げていきたいと語る忽滑谷アナこの記事に関連する写真を見る──チームは選手同士、強い信頼関係で結ばれていそうですね。

 そう思います。私たちの時代も、朝6時半から練習するんですけど、朝から晩までずっと一緒にいるので、本当にみんな家族のような存在でした。競技を通じて選手間に強い絆が生まれるところが、カレッジスポーツのいい部分だなと思います。

 ただ、ラクロスを含め、カレッジスポーツはもうちょっと普及してほしいなと思っていて。日本テレビ入社1年目に、『オードリーのNFL倶楽部』というアメリカンフットボール専門番組を担当させてもらったんですけど、まだまだアメフトの魅力はたくさん伝えられるなと、番組を通じて感じました。

──日本のアメフト界はプロリーグがなく、社員として仕事をしながら選手活動をする企業チーム、別の会社で働きながら出場するクラブチームしかありません。

 だからせっかくおもしろいスポーツなのにその魅力を知らない人がいるのはもったいない。なんとか少しでも知ってもらえないかと、いつも考えています。ただそういった状況のなか、2015年のイングランドで行なわれたラグビーW杯で、日本代表が強豪・南アフリカを下すなど3勝し、ラグビーブームが起きた時は本当にうれしかったですね。他のスポーツも刺激をもらえた現象でしたし、アメフトやラクロスも続いてほしいなと思いながら見ていました。

──2019年のW杯日本大会でも盛り上がりましたよね。ちなみに、ダンスやラクロス以外にもたくさんスポーツを経験されていますよね。部活以外でやられていたんですか?

 いろいろやっていました。サーフィンは嗜む程度ですけど、新型コロナウイルスが流行する前までは家族で海に行って、スクールに1日体験入学して習っていました。スキーも学生時代にやっていて、小中高の12年間、毎シーズン父と一緒に軽井沢へ滑りに行っていました。かなり通いつめていて、スキーの検定も受けるぐらい、かなり真剣に取り組んでいたと思います。

 加えてボクシングにも一時期とてもハマっていて。いい汗をかけるし、ストレス発散にもなるので、ひたすらグローブをつけて打ち続けていました。あとは一輪車ですかね。小さい頃からなぜか家に置いてあって、小学生の時の移動手段はずっと一輪車でした。そのせいか、かなり支障が出ていて......。自転車をちゃんと練習したことがないので、いまだに車が走っている公道は怖くて乗れないんです(笑)。

──今回のインタビューで一番驚きました(笑)。それにしても、ここまで多くの競技での経験・知識があると、今の仕事にはかなり生きているのではないですか?

 そうですね。特にダンス、ラクロスと私ひとりだけではなく、チームで打ち込んできたスポーツでの経験は、社会人になってから役に立っていることが多いです。やはり団体競技は、チーム内での自分の役割を知る力が非常に重要。会社でも自分のやるべきことを見極めることが求められます。もちろん、自分の思いどおりにいかなかったり、努力が報われずに落ち込んだりすることもあります。でもそこで「じゃあ今の私はどういう立場で活躍できるかな」とポジティブに思考を切り替えて、会社のチームの一員として考えられているのは、スポーツで培った経験が大きいなと思いますね。

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