モーグル金メダリストの里谷多英は今?「仕事がうまくいって上司に褒められるとうれしい」 (3ページ目)

  • 佐藤 俊●取材・文 text by Sato Shun
  • 藤巻 剛●撮影 photo by Fujimaki Goh

 でも、そうやってすぐに顔と名前を覚えてもらえるのは、すごくありがたいです。もちろん、最初にご挨拶をさせてもらって以降は、仕事の関係になっていくので、そこからは名前だけでは通用しませんが......。自分の力が試されるというか、きちんと仕事をしないと『フジテレビの里谷が』と言われてしまうので、そこは気をつけていかないといけないなと思っています」

――仕事がうまくいった時と競技で結果を出した時、達成感に違いなどはありますか。

「そこは少し似ているような気がします。営業でイベントのチケットを売る、協賛社を獲得する、というのは結果としてしっかり数字が出るので、いい数字が出た時はやっぱりうれしいですし、達成感があります。スキーでも結果が出たり、父に褒められたりするとすごくうれしかったんですが、今も仕事がうまくいって上司に褒められたりすると、本当に気分がいいです。それで、すぐに調子に乗ってしまうというか、もっと大きな仕事を決めたいと思ったりしますね(笑)」

――現在は、11月12日から開催される『アンチエイジングフェア2021バーチャル』に向けて、お忙しいとうかがいました。プロデューサーとして、さまざまな企業に出向き、協賛などをお願いして、フェア開催の仕事を先頭に立って推し進めてきた、と。こちらは、どういったイベントなのでしょうか。

「人生100年時代、見た目よりも体の内側から健康になって元気に生きていきましょう、というのがイベントの軸にあります。そこでは、機能性表示食品(科学的根拠に基づいた機能性を表示した食品)の効能や、お肌のケア、美容レシピなど、年齢を感じさせずイキイキと活動される方に向けた『美』『健康』『食』に関連する商品やサービスを紹介していきます。

 また、著名な料理研究家をはじめ、さまざまな講師の方々にアンチエイジングの秘訣を伝授していただく、『アンチエイジングセミナー』なども開催予定です。今年で6回目になりますが、40代、50代の女性に人気のあるイベントです。

 本当はイベント会場で、来場された方々がいろいろなブースを実際に回っていただけるとよかったのですが、今回もコロナ禍にあって、昨年同様、オンラインでの開催となります。早く以前のように、お客さんの喜ぶ顔や楽しむ顔が直に見られるようになったらいいな、と思っています」

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