「まったく運動ができない」と語る竹﨑由佳アナ。かつて海外マラソンに挑戦も走る姿は見られたくなかった?! (2ページ目)

  • 佐藤主祥●取材・文 text by Sato Kazuyoshi
  • 立松尚積●写真 photo by Tatematsu Naozumi

──それぞれの番組を通じて、どんな気づきや学びがありましたか?

 まず「SPORTSウォッチャー」は、中畑清さんはじめ、最近は掛布雅之さんや五十嵐亮太さんも出演してくれたりと、ゲスト解説の方がめちゃくちゃ豪華なんですね。そういったプロフェッショナルな方々から、いろんな視点で野球の解説を間近で聞けるので、ものすごく勉強になるんです。たとえば、中畑さんだと横浜DeNAベイスターズの監督経験があるので、この場面で監督はどう考えているのか。「この采配はこういう意図があったんだよ」とか。プレーヤー以外の心境も知ることができます。

 掛布さんにおいては、いつも予測することがズバズバ的中するので、驚きの連続ですね。「ファーストとサードにこの選手をおけば守備は堅いよ」と話すと、次の試合ではそのとおりになったりして。そういう「先読み力」と言いましょうか。次のプレーを予測して楽しむ、という野球の醍醐味を教えてもらいました。なので、試合を見る時に解説が掛布さんだと、「わ〜!」ってなるぐらい大好きになっちゃっていますね。

 加えて解説で言うと、試合中継で里崎智也さんにもよくお世話になっていて。とても論理的なトークを展開されますから、「着眼点はそこなんだ」という新しい気づきがたくさんありますね。それに私が素人なので、よくつっこまれるんですよ。たとえば、私が「お、150キロ後半が出ましたね!」って言うと、「スピードガンで見ているようじゃまだまだ甘いね」「球速じゃなくて球威だよ」みたいな感じで(笑)。

──里崎さんらしい(笑)。みなさんの解説はわかりやすいですし、コメントが"熱い"ですよね。

 そう思います。特に中畑さんはハートが熱くて。筒香嘉智選手がメジャーで活躍しているじゃないですか。彼の頑張りを映像で見ている時、ふと中畑さんを見ると、目から涙があふれそうになっていて。おふたりは師弟関係というのもありますし、筒香選手を含め、常に監督時代に育てていた選手たちのことを気にかけていますね。

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