桃田賢斗、現状は3割程度の動き。逆境からの金メダル獲得なるか (6ページ目)

  • 平野貴也●文 text by Hirano Takaya
  • photo by AFLO

 桃田は会見で「コートに立つと、どうしても動きたくなってしまうので、セーブすることが課題」と焦らずに調整を進めていく姿勢を示した。早くコンディションを上げたくなるところだろうが、もっとも避けるべきは、無理による新たな負傷や回復の遅れ。実戦に戻った段階で、コンディションが絶好調ではなくても、世界最高峰の技術と、これまでに積み重ねた試合経験を持ってすれば、戦い方を考えていくことも可能なはずだ。

 いずれにせよ、まずは約1カ月、リハビリと軽い運動で下地をつくり、4月以降に本格的な練習を再開して、5月にトマス杯で実戦復帰。このプランをしっかり進めることが重要となる。

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