2020.02.08

2022年北京五輪への第一歩。
カーリング日本選手権を制すのはどこだ

  • 竹田聡一郎●取材・文 text&photo by Takeda Soichiro

「ラッキーなことに、日本選手権で当たるチームすべてと対戦できて、(各チームの)プレースタイルが確認できた」

 セカンドの鈴木夕湖がそう語るとおり、軽井沢国際では、予選リーグで中部電力と、準々決勝で北海道銀行、準決勝で富士急と対戦。しかも、3戦すべてを白星で飾ったことは、大きな自信となったはずだ。

 スキップの藤澤五月も、「(日本選手権の舞台となる)軽井沢のアイスをあらためて把握できたと思う。(本番へ向けて)いい準備ができました」と笑顔を見せた。4年ぶりの女王奪還へ、仕上がりは万全だ。

 ロコ・ソラーレに対抗する一番手となるのは、北海道銀行か。ワールドツアーでは、ロコ・ソラーレに続いて、グランドスラム大会の常連になりつつある。そのうえ、カナダのオンタリオ州ノース・ベイで行なわれた10月の『マスターズ』では、カナダやスイスの強豪を次々に撃破。日本カーリング史上初の、グランドスラム大会のファイナリストとなった。

 先に触れたとおり、軽井沢国際では準々決勝でロコ・ソラーレに屈したが、エキストラエンド(延長戦)までもつれ込むクロスゲームを披露。会場のファンを大いに沸かせた。

「(ロコ・ソラーレ相手に)手応えのあるゲームができた。あとは(チーム内の)コミュニケーションなどの細かい部分を調整して、チャンスが来た時にほしいポイントを決め切るゲームをしたい。それができれば、自ずと結果はついてくると思います」

 スキップの吉村紗也香は、日本選手権に向けての抱負をそう語った。吉村は自身がスキップを担っての日本選手権優勝はまだない。悲願の戴冠を自身の好ショットで手繰り寄せたい。