中部電力・石郷岡葉純の人生に満足ナシ「投げがもっとうまくなりたい」 (5ページ目)

  • 竹田聡一郎●取材・構成 text by Takeda Soichiro
  • 藤巻 剛●撮影 photo by Fujimaki Goh

――どんなゲームをしたいですか。

「ショット面ではセットアップがうまくいって、星ちゃん(セカンド・スキップの中嶋星奈)以降のショットが楽になるエンドを多く作っていきたいです。同時に、自分のショットで情報を増やして、たとえば(サードの松村)千秋さんが投げる時に、『このライン、少し重くなっているよ』と伝えることができるような、氷の状況がピタリと読めるプレーを増やしたいです」

――中部電力の試合において、「ここに注目してほしい」というポイントがあったら、教えてください。

「べぇちゃん(フォースの北澤育恵)が投げる、勝負を決めるようなラストロックに対しての、国内屈指のスイープ力を持つ千秋さんと、私のコミュニケーション。どんな話をしているのかまで、注目してくれるとうれしいです」

(つづく)

石郷岡葉純(いしごうおか・はすみ)
1996年6月17日、青森県生まれ。12歳でカーリングをはじめ、2013年の高校選手権で優勝するなど、ジュニア時代から活躍。2015年、青森高校卒業後、中部電力に入社してカーリング部に所属する。以来、リードひと筋で、チームの2017年、2019年日本選手権優勝、2019年世界選手権4位入賞に貢献。趣味は音楽鑑賞、水泳、ミシン、読書。好きな作家は、神永学。「とくに『心霊探偵 八雲』シリーズが好き」

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