2020.02.06

中部電力・石郷岡葉純の人生に満足ナシ
「投げがもっとうまくなりたい」

  • 竹田聡一郎●取材・構成 text by Takeda Soichiro
  • 藤巻 剛●撮影 photo by Fujimaki Goh

――昨シーズンは、両角友佑コーチ(※2)の就任もありました。石郷岡選手は個人的にどういった指導を受けていますか。
※2=SC軽井沢クラブのスキップとして、2018年平昌五輪に出場。2018年秋、中部電力のコーチに就任した。一方で、2019年シーズンから新チーム、TM軽井沢を立ち上げ、選手とコーチの”二刀流”で日本選手権に挑む。

「なんていうか、(両角コーチの指導は)”無駄を省くことを突き詰めている”というイメージですね。(個人的には)デリバリーで、変なところに力が入っていると、石に伝わる前に(石に伝えるべき)力が逃げちゃうんですね。それを最小限に抑えて、(石を)真っ直ぐ投げられるようにしてもらって、そのレベルで安定させられるようなデリバリーに(ずっと)取り組んでいます。そうやって、(日頃から)オリンピアンの目でチェックしてもらえるのは、ありがたいですね」

――今大会から2022年北京五輪の国内選考(※3)も絡んできます。中部電力は前回、平昌五輪の日本代表決定戦では、ロコ・ソラーレ相手に敗れました。当時はどういった心境でしたか。
※3=2022年北京五輪の日本代表は、今年と来年の日本選手権優勝チーム、2021年1月1日時点におけるワールドカーリングツアーのランキング最上位チームの、最大3チームで代表決定戦が行なわれる。ただし、今年と来年の優勝チームが同じだった場合、そのチームが無条件で五輪代表となる。

「もちろん勝ちたかったし、悔しかったんですけど、負けた瞬間、自然に『次を目指します!』という気持ちに切り替えられて、記者さんたちの質問にもそう答えていたような気がします。その理由としては、やっぱり準備面で、ロコ・ソラーレさんのほうが計画的に進めていた、と感じたから。私たちにとっては、ポッと湧いたチャンスだったので、(準備を)急いでやったというか、慌ただしい強化だったことは否めないですね」