2019.12.30

生放送の「SASUKE」超難関へ、
ハンパない準備をしていた挑戦者

  • 本田雄士●撮影 photo by Honda Takeshi 協力/TBS


  各エリアの対策ももちろんしましたが、僕が一番重視したのはエリアの繋ぎ目の移行部分をどう短縮するか、ということでした。つまり、スパイダークライムからサーモンラダーへの移行、サーモンラダーから綱登りへの移行。この時間を0.1秒でも短縮したかった。なので、普段大阪で拠点にしている練習所のセット主である浦嶋さんに、その移行部分の練習ができるように急ピッチでセットを改造していただいて……(笑)。自分の動きをスマートフォンで撮影し、コマ送りで何度も見直して修正を重ねました。
 
 あとは徹底した筋持久力の底上げトレーニング。ただでさえキツいサーモンラダーと綱のぼりのトレーニングを延々と繰り返す。これは想像以上の地獄で、次の日はもれなく全身筋肉痛になり、疲労を通り越したイヤな倦怠感に全身が包み込まれます。「完全制覇したら、もう二度とこんな地獄トレーニングはやらないぞ?」と強く思っていました(笑)。

森本が大阪の本拠地とする、通称"亀パ"での綱登りの練習風景
■練習仲間もドン引きの準備力。”SASUKEが生んだ怪物”の所以

 そしてFINALに備え、トレーニング以外にやったことが「会場となる赤レンガ倉庫の下見」です。僕は高知出身、そして現在も大阪住まいなので、横浜の土地勘がまったくない。この不安は当日までに絶対に解消しておかなければならないと思いました。
 
 まず、FINAL進出を決めた翌日に、本番の際に泊まるであろう横浜のホテルを予約し、そのホテルに実際泊まってみました。
 
 部屋はリラックスできるか。ベッドの感触はどうか。朝食の栄養バランスは。そういったことを事前に確認して、本番で100パーセントに近い力を出せるような環境をまず整えたかったのです。