生放送の「SASUKE」超難関へ、ハンパない準備をしていた挑戦者

  • 本田雄士●撮影 photo by Honda Takeshi 協力/TBS

サスケ君のSASUKE勝利学 第7回(最終回)  (第1回から読む>>)

 こんにちは、SASUKE完全制覇者の森本裕介です!

『SASUKE NINJA WARRIOR』第37回大会の放送もいよいよ明日大晦日ですね。

 近年のSASUKEは海外人気も高まっており、現在はなんと165の国と地域で放送されているそうです。そんな事情もあり、今大会は「100人100業種」という従来の番組コンセプトはもちろんのこと、いつも以上に各国のチャンピオンクラスの実力者が日本のSASUKEに挑戦しています。

 ここ数年、僕は日本のSASUKEで好成績を収められるようになってから、海外のSASUKEにも招待選手として呼んでいただくことが増えました。今年の夏にもドイツのNINJA WARRIORに日本代表として出場し、これまでにアメリカ、インドネシア、マレーシアなどの大会を経験しました。

今年5月、森本がSASUKE日本代表としてドイツに遠征した際の写真。前列左から多田竜也、大嶋あやの、森本。後列左から日置将士、佐藤惇、川口朋広。まさに現役最高峰のメンバーで、全員第37回大会にも出場した今年5月、森本がSASUKE日本代表としてドイツに遠征した際の写真。前列左から多田竜也、大嶋あやの、森本。後列左から日置将士、佐藤惇、川口朋広。まさに現役最高峰のメンバーで、全員第37回大会にも出場した
 SASUKEの本家は日本ですが、海外のSASUKEも独自の進化を遂げています。アメリカやヨーロッパは、比較的持ちやすい大きな突起にぶら下がって、思いっきり体を振って大ジャンプするといった派手な動きが要求されるエリアが多いイメージ。対してアジア圏は日本のSASUKEに近く、3cmしかない突起につかまって移動したりジャンプしたりする「クリフハンガー」や、「フィッシュボーン」などの動力を使ったエリアなど、テクニックが要求されるイメージが強いです。(ただし、近年はアメリカやヨーロッパ版も高度なテクニックが要求されるエリアが増えてきています)

 いずれにせよ、海外の大会では日本のSASUKEを想定した練習が通用しない場面も出てくるので、例えば今年ドイツ大会の出場が決まった際にも、海外版のSASUKEを観て研究したり、日本にはないエリアを想定したトレーニングなどを取り入れたりしていました。

 日本のSASUKEを完全制覇することはもちろんですが、海外大会でも好成績を収めて活躍したい! 日本チームのみんなと一緒に優勝したい! それが僕のSASUKE人生における今後の大きな目標のひとつです。

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