通勤でも職場でも公園でも...。サスケ君の驚くべきトレーニング方法 (3ページ目)

  • 本田雄士●撮影 photo by Honda Takeshi 協力/TBS

 
「ここはもっと力を抜けるな」

「このエリアはほぼ無酸素で通過しないといけないから、その後の通路ではしっかり呼吸しておいたほうがいいな」

 など、「体力の向上」だけではなく「自分の持っている体力をいかに効率的に使っていくか」ということが重要です。SASUKE挑戦に向けて何年もトレーニングを積んだ、という方でもこの考え方が抜けている人が非常に多く、練習では何時間トレーニングしても全然平気でも、本番では序盤のエリアでリタイアしたにもかかわらずものすごい息切れでインタビューもままならない、ということがよくあります。
 
■日常にSASUKEを取り入れる

 例えば、普通の階段を昇るときに「ローリングヒル」を思い浮かべるという方法。僕の職場はIDEC本社ビルの7階にあるのですが、僕はいつも、エレベーターは使わずに7階まで歩いて昇っています。階段の凹部分が黒い影になっていて、その90度になっている部分につま先を刺しながら昇るようにするのです。この感覚が本番のローリングヒルにすごく似ているのです!

1stステージ第2エリアの「ローリングヒル」。「面を踏んでしまうとおしまいです」と森本1stステージ第2エリアの「ローリングヒル」。「面を踏んでしまうとおしまいです」と森本
 そして下りでも、ローリングヒルを降りるときのように、半身になってつま先を刺して降りていきます。本番のセットと同様に、4回降りたらカカト重心で正面向きに反転し、立ち幅跳びをするイメージで......。

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