2019.12.02

サスケ君が断言。SASUKE史上
ナンバー1の天才は「最強の漁師」

  • 本田雄士●撮影 photo by Honda Takeshi 協力/TBS

 
■自分に最適な攻略法を探す

 例えば、1stステージ最初のエリアである「クワッドステップス」。僕のやり方は、たぶん僕しかやっていないのでは、というほど特殊な跳び方で、常連選手の多くは片足着地で一気にポンポンポンポンと行く方が多いなかで、僕の場合はまず1個目に両足で着地して一旦静止、そこから残りの3つをポンポンポンと片足で跳んでいく。
 
 もともと運動神経に自信がないのに加え、できるだけ確実なやり方で行きたいという慎重な性格も相まって、「100パーセント落ちない方法はこれだ」というあのやり方に行きつきました。
 
1stステージ第1エリア「クワッドステップス」。写真は第36回大会で最初に1stステージを突破したゼッケン63番の荒木直之。森本とは異なりすべて片足着地で跳ぶ
  初めてこのエリアが登場したとき、スタート直前に目の前であの斜めの台を見て、とても嫌な予感がしました。最初のステップが、自分の目の高さよりもだいぶ下にあるように見えたんですね。
 
 それに、スタート前というのは一番緊張しやすくて、えてして膝がいきなり抜けたりする。そういうアクシデントを避けるために、「まずはひとつ目のステップにしっかり跳び移って目線の高さをエリアに合わせる」という独自のやり方を編み出しました。
 
 ちなみに、僕が一番映像を見て研究したのは史上ふたり目の完全制覇者の長野誠さんでした。エリアの特性に合った合理的な動きをしていて、まったく無駄がない。僕も長野さんの動きからは多くのことを学ばせていただきましたが、完全に真似することはできませんでした。