SASUKE挑戦に必要な紙とペン。まず自分の目標設定はどこなのか (2ページ目)

  • 本田雄士●撮影 photo by Honda Takeshi 協力/TBS

 思い返せば、この作業を何度も何度も繰り返してきて、今の自分があります。

 3rdステージを突破したことのない僕が、本当にやるべきなのはFINALのトレーニングなのか。

 2ndステージを突破したことのない僕が、本当にやるべきなのは3rdステージのトレーニングなのか。

 例えば、SASUKEの名物エリアのひとつである「クリフハンガー」の対策を完璧にしてきていたとしても、クリフハンガーが現れるのは現行のコースで3rdステージの後半。もし1stステージでリタイアしてしまったら、その成果を発揮することなく緑山(SASUKEの聖地で、収録場所)を去らなければなりません。

第36回大会で3rdステージ「ウルトラクレイジークリフハンガー」に挑む森本。3㎝の突起に指だけでぶら下がって移動するSASUKEの名物エリアのひとつ第36回大会で3rdステージ「ウルトラクレイジークリフハンガー」に挑む森本。3㎝の突起に指だけでぶら下がって移動するSASUKEの名物エリアのひとつ

 そんな悲劇を起こさないために、SASUKEにおいては、何よりもまず「正しい目標設定」をすることが重要だと僕は考えています。

■大切なのは「考える」こと

 これは、次の大会に向けてトレーニングを始める前に、僕が必ずSASUKEノートに書く表です。ちなみに、第36回大会に臨むにあたって作成したものです。

この表から、森本は現行の2ndステージに対し圧倒的な自信を持っていること、難攻不落といわれる3rdステージよりも1stステージのほうに準備の時間を割こうとしていることなどがうかがえるこの表から、森本は現行の2ndステージに対し圧倒的な自信を持っていること、難攻不落といわれる3rdステージよりも1stステージのほうに準備の時間を割こうとしていることなどがうかがえる

 ステージクリアを100として、今の自分の力を客観的に見て、どの程度の力が備わっているかを書き記したものです。単純な表ですが、こうして可視化することで自分に必要なトレーニングが何か見えてきます。

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