畠山愛理が毎夜必ずしていること「逆立ちして頭をすっきりさせます」 (3ページ目)

  • sportiva●文 text by sportiva
  • 佐野隆●写真 photo by Sano Takashi

―― 今後の目標やこういうふうにやっていきたいという目標を教えてください。

畠山 ザックリですけど、凛とした女性でいたいなと思っています。目標を持っていたり、これを頑張りたいって思ってたりすると、いきいきするというか、自信に満ち溢れているというか。そういう女性でありたいなと思っています。それは別に仕事だけじゃなくて、プライベートでも、何か思うものがあれば、きっとそういう女性になると思うし。来年に関しては、もう選手じゃないですけど、オリンピックを意識してから初めて選手じゃなく五輪を迎えます。まだまだ努力が必要ですが、東京オリンピック・パラリンピックは選手という立場ではなく、伝える側として、選手たちの活躍や努力を伝えたいです。

―― 取材したい選手やコーチはいますか。

畠山 取材したい選手は、羽生(結弦)選手ですね。すごい世界観を持ってる方じゃないですか。私が現役の時にロシアのコーチに言われたことをすべてやれている選手だなと思っていて。性格も何から何まで、採点競技のために生まれてきたんじゃないか、ぐらいの生まれ持ったものがあるというか。現役の時によく「いつでも見られている意識を持ちなさい」、「いつでもきれいにしていなさい」と言われていたんですが、「羽生結弦像」っていうのができあがっているじゃないですか。それは演技だけじゃなくて、普段の行ないも含めて。

―― 自分のスタイルを確立されていますよね。

畠山 はい。裏切らないというか。これこそ採点競技のトップの選手なんだっていう視点で私は見ているんですよ。すごいなと思うレベルで。ここまでできるの?みたいな。

―― あれほど有言実行できる選手もなかなかいないですよね。すごく自分にプレッシャーをかけたりもしていますし。

畠山 でも、それが気持ちいいんじゃないかな...っていうような目で見てしまいます。苦しそうに見えないというか。プレッシャーすら楽しさや力に変えているような。「これやれたら、かっこいい」「これができるから、羽生結弦なんだ」みたいなのがあるじゃないですか。そういうすごいものを持った選手だと思うので、いつかお話を聞いてみたいですね。

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