2度目の世界戦。藤澤五月&山口剛史の視野にはメダルが見えている (3ページ目)

  • 竹田聡一郎●文 text&photo by Takeda Soichiro

 ワールドランキング1位のカナダは、ジョセリン・ピーターマンとブレット・ガラントという、4人制でも世界トップクラスの選手ペア。平昌五輪のミックスダブルスで金メダルを獲得したカナダ代表の国内トライアルでも3位になるなど、同種目での実績も豊富だ。

 アンナ・ハッセルボリとオスカー・エリクソンという、スウェーデンのペアも優勝候補に挙げられる。ともに4人制では五輪や世界選手権で金メダルを獲得している、世界を代表する男女のトップカーラーだ。

 それでも、藤澤も山口も決して悲観はしていない。

 山口は「タフなグループに入っちゃいましたね」と苦笑いしながらも、「優勝候補と予選から対戦できるのは楽しみ。昨年は5位でしたけれど、メダルへの手応えもあった。もう一度、自分たちの力を試したい」と意気込む。

 藤澤も、厳しい戦いになることを十分認識しながら、大会への抱負をこう語った。

「(予選リーグで)スウェーデンかカナダ、どっちかに勝ってしまえば、(それら強豪とは)決勝まで当たらないんじゃないかな、と思っています。去年はトップ4には入れなかったけれど、5位以下のチームとの試合はそこまで厳しいものではなかった。今年は上にどれくらい食い込めるかが課題です」

 ベスト16を最低限のタスクとしながらも、本人たちの言葉からはその上を狙う"欲"と"熱"を感じる。あくまでも、狙うは昨年を上回るトップ4入りだ。

 このペアが初出場ながら5位となった昨年の成績は、日本カーリング史上最高位だった。さらに歴史を上書きし、五輪出場への道を整備できるか。2年目の躍進に期待したい。

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