カーリング・ミックスダブルス、藤澤五月に意外なライバルが登場 (3ページ目)

  • 竹田聡一郎●文 text by Takeda Soichiro

 ミックスダブルスの北京五輪への国内選考は、来年と再来年の日本選手権優勝ペアを中心にして進められる。つまり、今大会の結果は五輪レースに直接影響しないが、優勝と準優勝ペアには来年の日本選手権出場枠が与えられる。その意味では、重要な大会であることに変わりはない。

 強化指定ペアにおいては、通常4人制を優先しているチームや選手が多いため、ミックスダブルスの強化はどうしても4人制の結果に左右され、不足がちであることは否めない。しかし、このような機会がなければ、チームや種目の垣根を越えたペアが生まれることはなく、それらチームの可能性を推し量ることもできなかった。

 出場する全21チームが切磋琢磨し合って、男子、女子、そしてミックスダブルスの、カーリング全3種目での五輪出場へ、有意義な大会になることを期待したい。

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