本橋麻里が休養。PACCに臨むロコ・ソラーレの新たな挑戦が始まる (4ページ目)

  • 竹田聡一郎●文 text by Takeda Soichiro
  • photo by Yohei Osada/AFLO SPORT

 石崎はそう語って日本を発ったが、彼女のサポートはあくまでも今大会限定のものだ。基本的にアイスの中での課題は、4人で解決し、世界で勝ち切るチームを作っていかなければいけない。

 そうして、日本代表の自覚を持ち、追われる立場であることを理解しながら、『5ロック(※3)』という"新しい波"をも乗りこなし、強化を図っていく必要がある。世界のトップチームの仲間入りをしたロコ・ソラーレには、複数の決して軽くないタスクが課せられている。
※3=国内の大会でも今季から導入されるフリーガードゾーンにおけるルール改正。これまでは、両軍が投じたリードの4投がハウスにかからないガードストーンとなった場合、セカンドの1投目からテイクが可能だったが、そのセカンドの先攻の1投目、つまりエンドごと5つ目の石まで、テイクが不可になった。

 さらに"上"に行くために――。ロコ・ソラーレの新しい挑戦は、すでに始まっている。

4 / 4

関連記事

キーワード

このページのトップに戻る