「サービスのとき手が震えた」桃田賢斗の勝ちたい度はMAXだった (5ページ目)

  • 折山淑美●取材・文 text by Oriyama Toshimi
  • 築田純●写真 photo by Tsukida Jun

 アクセルセンとの対戦成績を9勝2敗としたが、研究されていることも実感し「その研究を逆手に取るくらい自分も成長してかなければいけないし、もう1段も2段も上げていかなければ、このままの流れでは負けてしまうと思います」とも話す。

「自分では林丹選手やリー・チョンウェイ選手を乗り越えたぞという気持ちにはまだなっていません。海外のトーナメントでふたりと試合をした時には、彼らの母国ではなくてもアウェー感を感じるくらいに応援される選手なので、自分もそういった選手に近づけるようにもっともっとレベルアップしていきたいと思います」

 母国開催のジャパンオープンを、レジェンド林丹や同い年のライバルたちに勝って初制覇した桃田。この勝利は彼にとって、世界選手権以上に貴重なものとなった。

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