八木かなえはアジアで7位。東京に向けて強カワ女子最大の悩みは体重 (4ページ目)

  • 折山淑美●取材・文 text by Oriyama Toshimi
  • 奥井隆史●写真 photo by Okui Takashi

 これまでの世界選手権や五輪は国別の出場総枠があり、その枠内なら同階級に複数の選手を出場させることも可能だった。だが今年7月に国際連盟は、東京五輪での出場選手数削減の必要もあり、リオ五輪の男子8階級、女子7階級から男子はひとつ減らしてともに7階級にして、すべての区分を変更し、出場は各国1階級1名と決められたのだ。

 ウエイトリフティングの場合は体重が上がればより重い重量に対応できるようになる。例えば三宅は、48kg級ではトータル197kg、53kg級では207kgがそれぞれのベストで日本記録となっている。

「一瞬だけ55kgにいったことがあるくらいで、普段キープしているのは53kgくらいなので、体重をこれだけ上げたから記録もこのくらいになるというのはわからないんです。それでもパワーがつけばまた記録も上がってくると思うので、これから様子を見ながらということになりますね」

 53kg級最後の国際大会となった、アジア大会では納得いく結果を出せなかった八木だが、東京五輪へ向けた新たな挑戦がここからまた始まる。

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