楽しめた高梨沙羅。「ソチの時より
今の顔の方が好き」と言われ笑顔

  • 折山淑美●取材・文 text by Oriyama Toshimi
  • photo by JMPA

 日本チームの鷲沢徹コーチも「試合での2本のジャンプは今シーズンでもトップに入るようなジャンプをしていたので、もう少し天候に恵まれたらという感じでした。でも高梨は飛び終わったあとは晴々(はればれ)とした顔をしていたので、その点はよかったと思う」と振り返る。

 終わってすぐに「次の目標は北京の金メダル」と明るい表情で口にした高梨。今、4年前の自分に声をかけるとしたら何と言いたいか、という問いには「楽しく飛べたよと言いたいです」と答え、満足気な笑みを浮かべた。

 4年越しの五輪のメダル。高梨にとってはそれが何色だろうと次へ向かって進む大きなエネルギーになったことは間違いない。

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