2018.02.11

スピードスケート女子初戦、
今後の種目で日本のメダルがハッキリ見えた

  • 折山淑美●取材・文 text by Oriyama Toshimi
  • photo by Kishimoto Tsutomu/JMPA

「3000mに関しては、長い距離の練習をジックリできたかと言われると、練習の段階では出来ていなかったというか、どちらかというと短い距離のイメージの方が、だいぶいいという感じだった。今日は3000mに完全に集中していたので、ここからのシフトチェンジが大事になってくると思います。でも充実感はすごくあると感じているし、こういう風にレースに挑めるのも、あと3種目でチャンスがあると思うとすごくありがたいこと。今日、3000mを滑ってみて1500mではもうちょっとできそうなことがあるなと感じたので、さらに強い気持ちで挑みたいなと思います」

 W杯1勝のみで即メダルというのは、世界のレベルを考えてみれば無理な話でもある。メダルには届かなかったものの、力みのない滑りで自己ベストを3秒以上更新したことで、高木自身も本命種目である12日の1500mへ向けて大きな手応えを感じた。

 さらに、この3000mでは、第3組で滑った佐藤綾乃(高崎健康福祉大)が、キレのあるダイナミックな滑りを見せて平地自己ベストの4分04秒35で8位入賞を果たしている。

「オールラウンドチームのヨハンや糸川敏彦コーチと3人で話して決めたことに近いレース運びができた。これまでは、最後の3~4周で姿勢が高くなったり、いきなりラップが落ちたりしてしまっていましたが、それを克服できたのはよかった。

 今シーズンは個人のレースでしっかり結果を出せていなかったので、低地でこのタイムが出たのはビックリ。本当に自分がここまで成長しているとは思わなかった」