2018.02.06

反重力か。ボルダリングJCで
14歳・森秋彩のムーブに観客が大熱狂

  • 津金壱郎●取材・文 text by Tsugane Ichiro
  • 佐野美樹●撮影 photo by Sano Miki

 その森が次に出場する大会が、3月3日~4日に埼玉・加須市で開催される「リード日本選手権」になる。制限時間内なら課題に何度もトライできるボルダリングとは異なり、リードは課題にトライできるのは1度だけと、緊張感の高い一発勝負が醍醐味の種目だ。

 抜群に強い保持力や多彩なムーブを持ち、この種目を得意にする森は、「オリンピック強化選手の選考会になっているので、リード日本選手権は結果を出したいです」と、すでに照準を合わせている。

 2020年の東京五輪に向けて、日本山岳スポーツクライミング協会は昨年10月から半年ごとにオリンピック強化選手を男女各6名ずつ選出し、国際大会への優先的な派遣や強化合宿などを行なっている。

 第1期強化選手には、男子が楢﨑智亜(ならさき・ともあ)、渡部桂太、藤井快、緒方良行、是永敬一郎、楢﨑明智(ならさき・めいち)。女子は伊藤ふたば、尾上彩、谷井菜月、野口啓代、野中生萌とともに、森秋彩も名を連ねる。

 そして、4月からの第2期強化選手を選出するための選考会となっているのが、今回のBJC、来月のリード日本選手権、スピード日本ランキング(2018年3月19日時点)である。

 各種目の順位を乗算したポイントで、第1期選手のなかで上位3名になれば無条件で第2期になれる。しかし、下位3名になると強化選手以外とのポイントランキングで上位3名に入らなければ、その座を失うことになる。

「オリンピック強化選手になって、合宿などに積極的に参加したいと思っています」と言う森をはじめ、リード日本選手権にはBJCに出場した多くの選手が登場する。BJCで観客を圧倒した森が、果たしてリード日本選手権でどんなクライミングを見せるのか。

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