2018.01.28

カーリング女子は早くも北京五輪への戦い。
日本選手権で2強が激突!

  • 竹田聡一郎●文 text&photo by Takeda Soichiro

 ラインナップの変更という意味では、北海道銀行も今季はさまざまなオーダーを探ってきた。リザーブを含めた5人が異なるポジションを試し、欧州遠征でツアーに参戦した際には、スキップの小笠原歩さえもリザーブに回したゲームもあった。

 以前、小笠原は「どのメンバーでも、どの並びでも勝てるチームでありたい」と語ったことがあった。選手個々の総合力では図抜けている北海道銀行だけに、小笠原の理想も現実味が増しているかもしれない。

3年ぶりの頂点を狙う北海道銀行3年ぶりの頂点を狙う北海道銀行  実際、どんなラインナップを組んでも安定したゲーム運びを披露。北海道選手権では、近江谷→船山弓枝→小野寺佳歩→小笠原という布陣で9戦全勝優勝を飾った。

 日本選手権のオーダーについては、「コーチに任せている」という小笠原。今季は、チーム結成時に指導をしていた佐藤浩コーチが、5年ぶりに復帰したこともプラス材料となっている。

 ジュニア育成においても定評のある佐藤コーチに、メンバー全員が「根本的な部分からしっかり見てもらった」(小笠原)という今季。選手個々のデリバリーにおける細かなクセなどもチェックしてもらい、どんな状況でも、どんなアイス上でも、ブレないフォームを固めつつある。

「体力と筋力、そして基礎。どのシーズンよりも、誰よりもやってきた」と振り返るのは、小野寺。基礎からの見直しに時間を割いた結果、近江谷が「自分の中でいい感覚が増している」と言えば、吉村紗也香も「どのリンクにも対応できるようになってきた」と、地力強化が図れたことを強調する。

 3年ぶり王座奪還へ、北海道銀行は着実にレベルアップしているようだ。