秘技「バックサイドダブルコーク1080」でスノボ鬼塚雅が金メダルへ

  • 徳原海●取材・文 text by Tokuhara Kai
  • 写真提供●BURTON

 平昌冬季オリンピック開幕まで1カ月を切った。スノーボード女子では、昨年末に出場が内定した鬼塚雅に注目が集まる。スロープスタイルと新種目ビッグエアで表彰台が期待される19歳の新鋭に、初出場となるオリンピックへの思いとメダル獲得への展望を語ってもらった。

五輪初出場ながら、金メダル獲得が期待される鬼塚雅五輪初出場ながら、金メダル獲得が期待される鬼塚雅――いよいよ平昌が近づいてきました。まず、オリンピックに照準を当ててトライしていた新技「バックサイドダブルコーク1080」(縦2回転・横3回転)の仕上がり具合はいかがでしょうか?

鬼塚雅(以下、鬼塚)練習での成功率はかなり上がってきていますし、順調と言えます。あとは完成度を高めるために反復練習あるのみ、という感じですね。

――やはり「バックサイドダブルコーク1080」を成功させられるかどうかがメダル獲得を大きく左右する?

鬼塚 はい、間違いないですね。現時点ではアンナ・ガッサー(オーストリア)と私しかできない大技なので、本大会の決勝で成功できればかなり高得点がつくはず。そこに「キャブ1080」(スイッチスタンスからの3回転)を加えることができれば、優勝できる可能性は十分にあると思っています。

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