カーリングのLS北見、平昌五輪へ
「過酷すぎるピーキング」をこなす

  • 竹田聡一郎●取材・文 text&photo by Takeda Soichiro

 LS北見はこのあと、クリスマスと年末年始という束の間のオフを経て、1月中旬にコンチネンタル杯(カナダ)に参加したあと、そのままカルガリーに移動して五輪前の最後の強化合宿を行なう。

「カーリングって、このチームが圧倒的に強いってことはないんですよね。本番でしっかり力を出すことのほうが大切。きちんと自分たちの試合をすれば、勝てるチャンスはたくさんある。

 オリンピックというのは、他の大会とはまた違うプレッシャーとか、ストレスとかがあると思うんですけど、それを準備の段階でできるだけ少なくして、心地いい状態で大会に臨みたい」

 そう藤澤が言うように、LS北見に残された課題は微調整のみ。チームは仕上げの段階に入った。

 過去の五輪で日本女子の最高成績は5位。彼女たちが作り出す今季3度目のピークは、その上の高みへとつながっていくことだろう。

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