アイスホッケー女子は「意外なメダル候補」。美しきFWが決意を語る (6ページ目)

  • 宮崎俊哉●取材・文 text by Miyazaki Toshiya
  • たかはしじゅんいち●写真 photo by Takahashi Junichi

 最後に、アイスホッケーに魅せられ、夢中になり、20年以上続けてきた足立が、女子アイスホッケーを楽しむための観戦法をアドバイスしてくれた。

「アイスホッケーを見たことがある人、やったことがある人は必ずスピードと迫力が魅力と言いますが、私もそれにやられてしまってここまで来ました。攻守の展開の速さ、パックがゴールに飛び込む瞬間もワクワクしますが、ゴール裏の展開、攻めも守りも楽しいですよ。他の競技にはありませんから。女子は男子に比べてスピードが落ちますが、その分見やすく、パックを目で追うことができると思います。セットプレーも女子のほうがわかりやすいと思います。私はセンターフォワードなので、試合開始・再開のときに相手の選手と向かい合ってパックを取り合うフェイスオフをしますが、いまはそのプレーでのパック獲得率を高めることを一番に練習していますのでぜひ、お見逃しなく!

 平昌ではメダルが獲れるようにがんばりますので、応援よろしくお願いします」

【プロフィール】
足立友里恵(あだち・ゆりえ)/1985年4月26日、北海道札幌市生まれ。立命館慶祥高、早稲田大卒。SEIBUプリンセスラビッツ所属。
2014年ソチオリンピック出場(8位)。世界選手権トップディビィジョン2008、2009年出場、ディビジョン12003、2007、2012、2013年出場。アジア冬季大会2007、2011銀メダル獲得。2008~10年全日本選手権3連覇。2012年最優秀選手賞受賞。

 週刊ヤングジャンプ×Sportiva共同編集
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