2017.11.30

久嶋以来の快挙なるか。大鵬3世が
高3で「アマ相撲日本一」に挑む

  • text by Sportiva
  • photo by Kyodo News

 そう話す山田監督は、自らが指導してきた豪栄道、妙義龍、貴景勝らと比べても、「高校3年時のパワーは、比較にならないぐらい納谷がすごい」と賞賛する。納谷は、相撲部の合同でのトレーニングに加え、1年ほど前から独自に考案したメニューも行なっており、インターハイ後に「体重が10kg増えた」と明かす。

「立ち合いで当たったときの感覚も全然違います。手を伸ばしても相手に力が伝わるし、引かれても足がついていくようになりました。(優勝した国体は)筋力もすごくついていたので、自信はありました。最後まで自分の相撲を取り切れたと思います」

 納谷は、全日本選手権後に高校在学のまま大嶽部屋に入門した後は、新弟子検査を経て来年1月の初場所で初土俵を踏む予定だ。ちなみに、全日本選手権の優勝者は、大相撲の幕下15枚目格付け出しでのデビュー資格を得ることになる(ベスト8で三段目付け出し)。

 したがって、もし納谷が優勝すると、初場所で史上初となる”高校生での幕下付け出しデビュー”が実現する。「強さは(他の大相撲の力士に)引けを取らないと思います」と期待する山田監督に対し、「気持ちだけは負けないように。期待に応えられるように頑張りたい」と意気込む納谷。九州場所では不祥事で大きく揺れ動いた角界に、大鵬3世が新たな希望を届けられるか。

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