2017.05.23

【月刊・白鵬】大盛況の夏場所、
横綱が注目する「2人の若手力士」

  • 武田葉月●構成 text&photo by Takeda Hazuki

 それはそれとして、身長191cm、体重160kgという恵まれた体格の持ち主である貴源治。物怖じしない、強気な性格でもあり、「いずれ、この力士は大物になる!」と思って、ずっと気にして見ていました。

 注目し始めた当時は10代でしたら、「かわいい力士だなぁ」と微笑ましく、見守るスタンスでしたが、十両になった今、一層の奮起を期待したいですね。

 最大の魅力は、”やる気”を感じさせる相撲っぷり。部屋では、師匠の貴乃花親方の厳しい指導を受けていると聞いていますし、これから一段と力をつけていくことでしょう。新十両の今場所は思ったほどに星は伸びていないようですが、得意の突っ張りを磨いて、さらなる飛躍を果たすことを期待しています。

 もうひとり、紹介したい若手がいます。私と同じ宮城野部屋所属で、春場所に初土俵を踏んだ炎鵬(えんほう/22歳)です。そう、名前からもわかるとおり、炎鵬という四股名は私が考えたものです。白鵬の「鵬」の字を取り入れて、闘志が燃えさかるイメージがいいでしょう?

 その炎鵬は、幕内の遠藤と同じ金沢学院東高(現・金沢学院高)出身。卒業後、金沢学院大に進んだ彼は、世界相撲選手権軽量級で2度の優勝を飾っています。身長169cm、体重95kgと小柄ですが、相撲センスはピカイチです。