カーリング日本選手権。LS北見が五輪代表を勝ち獲るのか、それとも... (3ページ目)

  • 竹田聡一郎●文 text&photo by Takeda Soichiro

 昨季は、吉田夕梨花-鈴木夕湖-吉田知那美-藤澤五月という不動のオーダーだったが、PACCや続く12月の軽井沢国際(長野県)では、本橋が「ラインナップもチャレンジしました」、吉田知が「何かを変えなければ、取り入れなければ、という気持ちはある」とそれぞれが語ったように、本橋と吉田知を入れ替える布陣、あるいは吉田夕-吉田知-本橋-藤澤という並びも試した。

 その後、年が明けてのカナダ合宿でもチャレンジは続き、1月中旬にアメリカ・ラスベガスで開催されたコンチネンタルカップでは結局、吉田夕-吉田知-本橋-藤澤というオーダーで氷に乗ったという。今回の日本選手権でもその並びでエントリーしているが、新布陣で初優勝を果たした前回のようにハマッてくれるかは未知数だ。まずは1月30日の初戦、帯広畜産大学戦でのラインナップに注目が集まる。

 LS北見に対抗する一番手であり、「地力の高さは国内一」と多くの関係者が評する北海道銀行フォルティウスも、今季はラインナップの変更がありそうだ。

 スキップの小笠原歩(旧姓・小野寺)とともにソルトレイク、トリノ、ソチと、3度の五輪に出場している船山弓枝(旧姓・林)が、昨季はLS北見の本橋同様、フィフスとしてコーチボックスからチームを見守っていたが、この秋の欧州遠征からサードとしてアイスに戻った。

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