のめり込み系「相撲女子」の市川紗椰が初場所で注目する5人の力士 (2ページ目)

 その豪栄道と同学年の大関・稀勢の里に関しては、実力を出し切れるかどうかに尽きます。昨年は年間最多勝を受賞したものの、5月場所から3場所続いた綱取りには、いずれもあと一歩のところで届きませんでした。

 特に、白鵬が休場して綱取り最大のチャンスだった9月場所では、初日から黒星を喫するなど、精神面の弱さが出てしまいましたね。落ち着いて相撲を取れているかのバロメーターは、まばたきの回数。昨年はその回数が減ってきて安定した結果を残せるようになったので、それを大一番でも持続できるかが、もう一歩踏み出すためのカギになると思います。

 初場所の成績次第では横綱昇進の可能性もあるようですが、稀勢の里の場合は、豪栄道とは反対に過度な期待をかけないほうがいいかもしれません。実際、綱取りの重圧がなくなった先場所は3横綱に土をつける大活躍をしました。応援しすぎるとプレッシャーになりそうなので、私もひっそりとエールを送ることにします。

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