ダ・ゾーンCEOを直撃。「Jリーグに2100億円、高くないですか」 (4ページ目)

  • 石塚 隆●文 text by Ishiduka Takashi


――DAZNでは『スポーツ観戦の新しい体験を』と謳っていますが、サッカーのパフォーマンス分析データであるOptaなども駆使した放送になるのでしょうか。

「もちろんです。Optaはパフォーム・グループの会社なのですが、従来型のテレビ放送と比べ、データを取り入れた放送をすることがひとつの大きなメリットになります。弊社としては基本的に実況解説や分析など、映像になんらかの付加価値を加えるような形で提供したいと思っています。
 
 DAZNではドイツカップの『DFKポカール』を日本で唯一放送していますが、先日の試合で香川真司選手が2ゴールを決めました。そこにOptaのデータを採り入れることで、ゴールに至る香川選手のタッチの回数など、細かいデータを伝えることができます。

 さらにドルトムントの前半のポゼッションが57%だった場合の勝つ確率は何%になるかなど、他とは違う付加価値が高く、おもしろい分析データを活用し、多角的な視聴体験を提供していきたいと思っています」

(つづく)

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