【フェンシング】メダルまであと一歩。エペで男女ダブル入賞の快挙 (2ページ目)

  • 折山淑美●取材・文 text by Oriyama Toshimi
  • photo by JMPA

 準決勝進出をかけたグリュミエとの戦いでは、どっしり構えて落ち着いたフェンシングをする相手を崩せず、第1ピリオドが終わった時点で2-4とリードされる展開に。第2ピリオドの序盤では4-5まで追い上げたものの、そこから4点を連取され5-9と大差をつけられて敗れた。

 エペはフルーレと違って攻撃権がないため、相討ちだと両方に得点が入るシステムになっている。そのため得点差が離れれば、リードした側は相討ち狙いで戦えるようになる。そこを生かされた見延は、8対15で敗れたがこの種目初の6位入賞を果たした。(フェンシングでは順位決定戦を行なわず、敗者は世界ランキングの順で順位を決定する。世界ランキング6位の選手に次いで見延は6位)

「ワールドカップで勝った時は僕の方も調子がよかったけれど、実力は間違いなくグリュミエ選手の方が上だと自覚しているので、今回は前半戦の作戦ミスが敗因です。3回戦までの相手は格下だったので手堅いう作戦をとったんですが、彼の場合は格上の選手なので僕から仕掛けて崩していくことをしなければいけなかった。第1、第2ピリオドで、もっとスピードを生かした自分のフェンシングをしていたら、後半にもっと競る試合展開を作れたと思うので、それが悔しいですね」

 見延は、「ベスト8という成績は少し微妙。そこまでいったらメダルを獲ってこいという感じになりますからね」と苦笑する。

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