【体操】リオ代表2人目は加藤凌平。内村とともに金メダルを狙う (5ページ目)

  • 折山淑美●取材・文 text by Oriyama Toshimi
  • 岡本範和●写真 photo by Okamoto Norikazu

 内村は「今回は最初の入りから五輪をイメージしてやっていました。リオの目標は団体の金メダルで、『自分の演技をすれば』という自信はあるので、それに向かってどういう練習をするかが必要だと思う。加藤には去年の世界選手権の時に、『来年はお前も全種目できるようにしておけ』と言っているので、何も言わなくてもわかると思う」と語った。

 加藤も「最後の鉄棒は『ここでしっかりできれば、リオでこういう場面になっても自分の演技ができるはず』という意識で臨んだ。今回は4年前とは違って、狙って取った五輪代表なので、しっかり気持ちを切り換えられると思う」と話す。

 そんなふたりに加え、今大会は田中や白井も着実に自分たちの持ち味を発揮した。6月の全日本種目別選手権では、残り3枠をかけてさらにハイレベルな戦いが見られるだろう。リオデジャネイロ五輪団体の金メダル獲得に向けて、男子体操は順調な歩みをたどっている。

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